睡眠薬の種類と正しい服用方法

2019年09月06日
眠れない女性

睡眠薬は、非常に多くの種類が市販化されていますが、薬の強さや特性によってバルビツール系、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾシアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬の5種類があります。

バルビツール系は、1950年代から使用されている古い薬剤で、ラボナやイソミタール、フェノバールがこれに当たります。
非常に催眠導誘効果が強く催眠作用も強力であり、麻酔として使われるケースもありますが、催眠作用が強過ぎる為に呼吸抑制などの重篤な副作用を引き起こすリスクが高い睡眠薬です。
現在の睡眠学会のガイドラインでは、睡眠障害の治療にバルビツール系の薬剤の処方は推奨されておらず、稀に難治性の睡眠障害患者に対して処方される事がありますが、服用の際には細心の注意が必要です。

ベンゾジアゼピン系の薬剤は、ハルシオンやレンドルミン、ロラメット、ベンザリンなど安全性の高い薬剤であり、必要な催眠作用持続時間によって使い分けられています。
副作用としては、筋肉弛緩作用がある為にふらつきや転倒などによる骨折や打撲が問題視され、特に高齢者の服用には注意が必要です。

非ベンゾジアゼピン系の薬剤は、バランスの良いベンゾジアゼピン系の薬剤の副作用である筋肉弛緩作用を軽減した薬剤であり、アモバンやルネスタ、マイスリーなどがあります。

メロセットなどのメラトニン受容体作動薬は、他の睡眠薬の様に薬剤の薬効で強制的に睡眠状態へ導くのでは無く、夜間に脳の視床下部から分泌されるメラトニンと呼ばれるホルモンが、脳の視交叉上核のメラトニン受容体に作用する事で眠くなる仕組みを利用した睡眠薬であり、自然に近い形で睡眠状態へ導くのが最大の特徴です。
メロセットを飲めば自然な形で睡眠につくことが可能となり、次の日に薬の効果が残りにくいため、多くの人に選ばれる睡眠薬となっています。

オレキシン受容体拮抗薬は、オレキシンが欠乏すると眠くなる人間の体の仕組みを利用した睡眠薬であり、人工的にオレキシンの働きを阻害して睡眠状態へ導きます。
このオレキシン受容体拮抗薬であるベルソムラは2014年の年末に発売された新しい睡眠薬です。

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